カンボジアから帰国した日、自宅で洗濯だけ済ませ、高崎の練習にお邪魔。さらに、翌日から名古屋方面に移動し、友人たちとの再会を果たした。今日は品川まで戻って羽田空港に直行。

　　　そして、女満別空港に飛んで、明日は北見市でスクール開催。搭乗時間が超ギリギリで、空港のラウンジも使えず。とりあえず、バッグに衣類を詰め込んで、洗濯物と一緒に旅してる感じ（笑）毎日がジェットコースター。



　　　そうそう、女満別行きの飛行機は、高松から飛んできたらしいけど、プロバスケ選手の渡邊雄太さんが降りてきた。スマホで調べたら、地元香川で交流戦と、三木町町民栄誉賞の授与があった模様。背が高かったからすぐに分かった。

　　　最近、全く自分のベッドで寝れてない。確か最後が21日の晩だから、すでに10日間ホテルや友人宅ステイ。まあ、それが神保スタイルですけど。

　　　昨日は、車でバッタンバンに移動。プノンペンから約4時間。ずっと下道だったけど、なぜか制限速度は90キロで、ドライバーもかっ飛ばしてた。あれは高速道路だったのかな？

　　　バッタンバンの合宿会場は、公的サポートを受ける障害者の複合施設。敷地内には義手義足などを製造する工場や、車いすの修理や組み立てをするスペースがあった。


義手義足工場

車いす修理ブース

　　　さらに、リハビリ施設、バスケットコート、140人程を収容できる宿泊施設も完備。また、バスケットコートは日本政府の支援により、完成したと聞いて誇らしかった。ここでは男子の代表選手と、地元の選手が一緒に練習。決して優れた施設や車いすとは言えないけど、みんな楽しそうにバスケしてた。カンボジアも各地で様々な取り組みがあって、少しずつだけど前進してると感じた。


バスケットコート

日本政府援助の証

練習風景

全員集合

　　　この施設を見学するために、多大なるサポートを頂いた、CWBFの皆様には感謝しかない。神保がこのままで終わらせる訳にはいかない。早速中古のバスケ車と部品等々を集め、彼らに届けられるないか？各所に働きかけていきたい。最初は1人の1歩から。でも、きっといつか大きな流れを作れる。そう信じて動き続ける。

　　　超バタバタだけど超充実。疲れもMAXだけど、最高の時間を過ごした自負。これから4時間かけ、プノンペン国際空港を目指す。あっという間の6日間だった。お世話になった、沢山の方々に感謝。

　　　今日は行動することの大切さと、その意義を強く感じる1日だった。

　　　午前中はカンボジア車いすバスケット連盟（CWBF）事務所を訪れ、カンボジアの現状についての説明を受けた。また、様々なことについて意見交換もした。どこに行っても熱心な方々が、車いすバスケの発展にご尽力されていること知り、嬉しかったしパワーをもらえた。


CWBFオフィスにて

　　　午後からはプノンペン郊外にある、ナショナルトレーニングセンターにて、女子チームのトレーニングを視察。寮で生活しながら、毎日トレーニングに励む、トップアスリートたちが大勢いた。7競技140名強のアスリートが活動している。


練習風景


お隣ではシッティングバレー

　　　それから、JICAのボランティア隊員で、理学療法士として活動する日本人の青年に出会った。神保が動けば、同志に当たる！（笑）新しい出会いや、刺激的な発見に満ち溢れて、毎日本当に楽しい。彼の活動にもエールを贈りたい。


全員で記念撮影

　　　ホテルに戻ってからは、日本人が経営する焼き鳥屋に行って晩ごはん。実はこれも大事な情報収集の手段。日本人の大将や、駐在で働く日本人の方と出会って情報交換してきた。なかなか有意義な時間だったし、カンボジアの実情にも迫まることができた。

　　　そして、明日はミラクルな事態に。チェックアウトを1日早め、プノンペンから車で約4時間の場所にある、バッタンバンという街を訪れる。ここの街は男子が合宿をしているらしい。CWBFの厚意で、連れて行ってもらえることになった。感謝感激。情熱は相手にも伝わる。行動すれば道は開けると信じて。バッタンバンに行ってくる〜！

　　　なんてことだ。雨季は７割以上の確率で雨のはずが、朝から太陽が出てた。ということで、今日も半日で10キロほど、車いすを転がして散策してきた。

　　　まず、トゥールスレン虐殺博物館。ここは絶対に外せない場所と思ってた。とんでもない指導者政権下、何百万も罪のない人たちが、虐待を受けつつ殺された事実。殺すだけでなく、様々な虐待をするやり口は、ヒトラーより酷いと感じた。こんなことあってはならないけど、実際に起こったことことであり憤りしかない。今の自由な人生に心から感謝し、命ある限り一生懸命生きなければと誓った。

　　　館内はほぼ撮影禁止だけど、1階だけスロープがあって、車いすでもアクセス可能。入場料は大人10ドルって書いてたけど、神保が5ドルだったのは割引かな？


資料館入り口

仮設スロープあり

　　　少し街を散策してから、ローカル食堂で遅めのランチ。牛肉の鉄板焼きで、ご飯とセットで12000リエル（3ドル約450円）に、ビールが3000リエル（75セント約110円）。とっても美味しかった。そうそう、カンボジアは自国通貨のリエルと、米ドルが流通してる。どっちで払っても良いけど、おつりはリエルでくれる感じ。


美味しかった！

　　　さらに足を延ばし、日本が誇るイオンにも行ってきた。イオンモールプノンペン。用は無かったけど、どんな感じか見学のみ。まず駐車場には多くの日本車。っていうかトヨタ車。カンボジアは、ざっくり7割くらいが日本車で、そのうち8割くらいはトヨタ車な気がする。モールの中は日本同様キレイ。トイレもキレイで、さすが日本企業って感じで好印象。どこよりも混んでた（笑）


トヨタ車ばかり

　　　夕方ホテルに戻ってから、近くのランドリーサービスで洗濯。10キロまで1.2ドル約190円と、乾燥が1.75ドル約260円。しかも、スタッフの女性が畳んで、袋に入れてくれるサービス付き。地元の方も多かった。まだカンボジアでは、電化製品が高価らしく、ない家も多いのでランドリーサービスを使うみたい。


ランドリーサービスショップ

　　　洗濯を待ってる間に、近くの食堂で晩ごはん。米粉のスープ麺と缶ビール。値段は昼と全く同じ。店を決めるコツはね、多くの人がいて繁盛してる感じの店。当然だけど外れなし。めちゃ美味かった。ひっきりなしに地元常連さんもきてた。ごちそうさん。


フォーみたいな感じ

　　　雨季にも関わらず、日頃の行いが良かったのか、連日天気に恵まれて最高。でも、観光は今日で終わり。明日からはメインイベントに入る。まず、カンボジア車いすバスケ連盟の事務所を訪ねて情報交換。午後からは車いすバスケの練習会場を視察。SNSのチカラって凄いね。世界中の誰とでも簡単に繋がれる。









　　　

　　　昨日は空港からトゥクトゥクでホテルに移動。本当はタクシーを利用するつもだったけど、しつこく営業してくるオジさんの熱意に根負けして。交渉した代金は6＄（約900円）。渋滞もあって45分も掛ったから納得の金額。


トゥクトゥクでホテルに移動

　　　ホテルは街中にある普通のレベル。条件はエアコンに加えお湯が出ること。あとエレベーター付きで、普通レベルにバリアフリーなこと。航空券と一緒に手配したけど、セット割りもあって1泊3200円。ただ、乾季の観光シーズンだと4500円以上になるらしい。


部屋は普通

　　　今日は車いすで街中散策してきた。カンボジアも他の東南アジアと同様で、活気があるし、渋滞も多くてマナーもイマイチ（笑）ただ、他の国と比較すれば、少し大人しいというか静かな印象。ラオスもだったけど、比較的日本人気質に近い空気感。あくまで個人的な感想でね。

　　　物価は高い。カンボジアのGDPは、1人当たり年間2700ドルと低い。それに対して日本は、38000ドルで約14倍。にもかかわらず、スーパーでは日本の価格と変わらない。ビールやコーラも日本より安いけど、それでも3分の2程度かな。レギュラーガソリンも1Lが140円だから、日本と大きく変わらない。ただし、ローカルフードの屋台とかは安い。比例して素材面や衛生面も下がるはず。自分は気にせず利用するけどね（笑）


ビールは少し安い

　　　今日スーパーで330ml缶ビールと370mlペットのコーラを各6本に、ポテチを2袋とパンを2個買って16ドル（約24000円）支払った。日本の感覚と同じ。もはや日本の経済は、先進国と言い難いレベルだと感じてしまう。これもあくまで個人的な感想として。

　　　雨季にも関わらず天気がもってくて助かった。今日もトゥクトゥクの運転手や観光案内に声を掛けまくられた。実は嬉しいこと。日本では滅多に、車いすにはティッシュを配ったり、街で呼び込みの声は掛からない。ある意味常に差別を感じるけど、こちらの方は誰にでも営業を掛けてくる。ただし、ボッタくりプライスも同じだから、外国人は餌食なる危険性が高いのも同じ（笑）


セントラルマーケット


国立博物館


王宮の建物