その前に、昨晩の練習後に、選手たちに誘われ深夜ごはん。ところで、今回の訪マでは感動づくし。まず、仕事をしている選手が多いこと。17年前には考えられなかった。以前は職業訓練校の寮に入り、政府から支給される幾ばくかのお金で生活し、ほぼカゴの鳥状態の生活だった。なのに、今では多くの選手が仕事して、一人暮らしをして、自動車を所有して、さらに結婚して家庭を持ったり、家を買う人まで現れた。彼らの自立が進んでいること、本当に本当に嬉しく思う。
また、神保がご馳走します宣言したら、彼らに全力で阻止された。「俺たちは仕事して稼いでいる」とか、「昔と違って自立したんだよ」とか、「ジンボはバスケを教えてくれるコーチだから」とか。で、結局ご馳走になった。決して高価な食事ではないけど、その思いが嬉しくてマジ泣きそうになった。

選手たちと深夜食堂
そして、今日は色んな場所を訪れて思い出に浸った。実に車いすで6時間近く転がした。移動距離は15キロ以上になるはず。

ペトロナスツインタワー
まずは、JICAのオフィスが入るアンパンパーク駅まで、約4キロの道のりを転がした。で、着いて気付いたのは、隣にあったニッコーホテルが、インターコンチネンタルホテル変わってた。

JICAオフィスが入るCiti bankビルとホテル
アンパンパーク駅に隣接した、古いビル群&ショッピングセンターなどが、全て取り壊されて更地になっていた。とてもきれいになっているけど、正直少し寂しかったかな。よくご飯食べに行ったり、日用品を買いに行った場所だから。

駅の左側は更地になっていた…
さらに、ウィスマセントラルビルに入っていた、日本人とマレーシア人のご夫婦が経営していた、日本食の食堂が無くなってた。17年前は良く行ってたから、本当に残念だしショック。近くの携帯ショップの方に聞いたら、6年間くらいには閉めたとのこと。かなじいデス(苦笑)

食堂が無くなっていた…
さらには、ブキビンタン駅に近いジャランアローにある、中華やタイ料理店が並ぶ場所も再訪。夜にはたくさんのテーブルが、道をはみ出して連なる、KL一の賑やかな飲食街。昔はよくJICAボランティアの方々と行った、超思い出の場所。

夜は賑やかな飲食店街となる

今日はチキンライス10MR300円と春巻き3本10RM300円
そして、最後に驚いたのは街がきれいになり、車いすへの配慮も進んでいること。日本と比べれば、まだまだ遅れているけど、確実にバリアフリー化が進んでいる。また、歩道のない広い道では、警察官が道をせき止めて渡らせてくれたり、赤信号でも車が止まって渡らせてくれたりと、ソフト面では日本よりも優しい気がした(笑)

車道、自転車道、歩道が整備されている

電動キックボードもアチコチに配備

車道と歩道の堺には車いす用のゲート設置
昔と比較したらバイクの数が激減して、逆にきれいな車や高級車が増えた。また、マナーは格段に良くなり、当たり前だけど1車線に1台の車が走り、信号も守るし、クラクションの音もあまり聞こえてこない。日本の道路状況に近づいている印象がある。やはり確実に進化と成熟を遂げている。
posted by J's page at 21:02|
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